「ペンタブ買った!iPad買った!お絵かき楽しー!!」
「でも、色塗りが全くわからん……」
ベタ塗りして影とハイライトを乗せただけの簡単なアニメ塗りなら出来るけど、そこからどうすればクオリティがアップするのか。
とりあえず聞きかじった『厚塗り』だの『グリザイユ画法』だのの単語を検索してみるもしっくりこない……。
こんな悩みを抱えているイラスト初心者、僕以外にもたくさんいるかと思います。
そんなデジ絵塗りの悩みはこの本で解決できそうです。
この本の最大の特徴は情報量の多さ。
線画から完成に至るまでの「どう塗ったのか」「なぜこうしたのか」が漏れなく解説されています。
キャラクターの塗り方がわからない、どこを目指したらいいのかわからない、何がわからないのかわからない……。
そんな初心者にオススメの一冊です。
10種の塗りパターンをプロが解説
この本では10人の現役イラストレーターによるキャラの塗り方が詳細に書かれています。
それぞれアニメ塗り、水彩塗り、厚塗りとバリエーション豊かな塗りパターンが掲載されているので、「どういう塗りを目指せばいいのかわからん!」という人も一通り読んでやってみたい塗りパターンを即座に実践することが可能です。
絵師さん目当てでもそうでなくとも、すべてが役立つ情報として載っていると思います。
プロの塗り工程が網羅された一冊

ネットのイラスト講座やメイキング動画を見ていると「今のどうやったの?」「色は?」「ブラシ設定は?」「レイヤーの種類は?」と疑問が次々に浮かんできて、なかなか腑に落ちないことってありますよね。
そういった疑問をこの本はすべて解消してくれています。
最初の下地塗りから完成までの工程ひとつひとつに「どんなブラシ」「どんな色」「どのレイヤー設定」で描かれてたのかが全て掲載されています。
塗る前と塗った後の比較画像もあるので、その作業がどんな効果をもたらすのか一目瞭然。
まさに「かゆいところに手が届く」一冊となっています。
レイヤー別ファイル付き
さらに、購入特典として掲載されているイラストの「レイヤー別ファイル」と「線画ファイル」がダウンロード可能。(要クリスタ)
それぞれのレイヤーがどう作用しているのか研究できますし、プロのレイヤー構造なんかも見られます。
線画だけのレイヤーもあるので本の塗り方を塗り絵感覚で実践してみる、ということだってできちゃいます。
閲覧には有料ソフトの『CLIP STUDIO PAINT PRO』が必要となりますが、無料体験版もあるので安心です。(リンクはこちら)
まとめ
この本はとにかく詳細に書いてくれているので、すぐに試してみることができるのが素晴らしいです。
もちろんいきなりプロのように塗れるわけではありませんが、「どう塗ったら良いのか」「どこから手をつけたらいいのか」という疑問に対する大きな指針となる良書だと思います。
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